野菜の放射能汚染について
日本国民のほぼ全ての人、あるいはそれどころか世界中の人々を巻き込みながら、日本の原発問題は日々加速しています。このまま問題が拡散していくようでしたら、遠方に住む我々だって他人事ではありません。
食品を汚染する放射性セシウム
四月に福島県が公表した調査結果では、飯舘村長泥にて2万8901ベクレル、浪江町南津島では2万8957ベクレルと非常に高い放射性セシウムを検出しています。
国は水田の放射性セシウムの基準値を土壌一キロ当たり5,000ベクレルとし、警戒区域などで米の作付けを禁じています。
この放射性セシウムという物質、特筆すべきはその半減期にあります。放射性ヨウ素の半減期が八日間と短いのに対して、放射性セシウムの半減期は三十年。
※半減期:放射性物質の寿命
周辺地域で採れた茶葉、山菜、海藻、ヤマメなどからこの放射性セシウムが検出されているそうです。
出荷制限をうけた福島県産の野菜にはどんなものがあるの?
厚生労働省が発表した福島県産の野菜の出荷制限は以下になります。
- 非結球性葉菜類(ほうれん草、小松菜など)
- 結球性葉菜類(キャベツなど)
- アブラナ科の花蕾類(ブロッコリー、カリフラワーなど)
- カブ
- しいたけ
- タケノコ
- くさそてつ(こごみ)
- ウメ
これらは地域によって細かく制限されており、詳細は厚生労働省のHPにて詳しく記載されているPDFを閲覧できますので、そちらを参考にしてください。